ウナギ 鰻 県特別採補漁種(シラスウナギ) | |
天竜川の“うなぎ”は、アユと同じく、天竜川を代表する魚です。 “うなぎ”は河口から上流へ上ります。 上流へ成魚も一部上ります。 日本のうなぎの産卵場所は、学術調査によってフィリピン海溝といわれています。 “ガニクイ”があんなに遠くまで行くのかな?と思います。 大変なことです。 | |
フィリピン海域で生まれたシラスウナギ(この時はこの名前ではありません)は黒潮に乗り、太平洋岸を九州、四国、紀州沖(和歌山県)を通り、三重県、愛知県を旅して静岡県に来るように思います。 なぜなら、まず九州で捕れた、そして四国でも捕れたと便りがあります。 浜名湖で捕れたと聞くと約1週間くらいで天竜川にも、馬込川にも、太田川にも見え始め、捕れ始めます。 最初の便りは漁師みんなが気にしています。 早いときは11月頃に来ます。 そしてアユと同じ名前の1番子、2番子、3番子と呼び、4月いっぱいまで漁を河口から掛塚橋下までの区域で行います。(5月末から10月までシラスウナギは来ない) 親父、私、息子が、今この漁を冬場に行っております。 うなぎの思い出で印象深いのは、私が中学生の時、台風で浜名湖の養魚場の池のうなぎが全部逃げ出し、ものすごい量のうなぎが浜名湖内、そして天竜川に上ったことがありました。 川沿いの人たちがミミズのエサ(じゅずごくくりづり)で、そして私も、川岸から1メートル〜3メートルくらいのところで釣ったものです。 1、2メートルの竹竿の先にミミズを糸に通し、小さい輪にしたのを付けて釣るのです。 エサにうなぎが食いつき、引っ張る瞬間のグググッとくる感触がいまだに腕の中、体中に思い出として残っています。 小学校6年生、中学生と、こんなことばかりをやりました。 | |
シラスウナギから、箸の太さのうなぎ、そして太いうなぎが天竜川河口下流部、中流部、上流部と、川全体に生息しています。 うなぎは魔物といわれるほど不思議な魚です。 流れる水がない池、水溜まりや沼などにいることです。 それは雨が降り、増水した小川、堀、用水路はもちろん、普段水が流れていないところでも、大雨でできた流れをたどって水のあるところなら少しばかり高いところでもうなぎは上ります。 その先に池、沼があると感じるからどんどん上るのだと思います。 また、ダムの上流、岩場の下穴などにもいます。 山奥まで現在は、水質のせいか数量が少なくなりました。 天然うなぎを大切にしたいと思います。 天竜川のウナギは貴重品です。
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